皆さんこんにちは。
教育グループ発信のコラム、『DX 寺子屋』、第14回です。
今回のコラムは、3DCADモデリングの基本、フィーチャーについてです。
以前、パラメトリックモデリングの特徴のひとつとして
『設計意図を持った形状(フィーチャー)を積み重ねてモデリングしていく』
というお話をしました。
第5回パラメトリックモデリングとダイレクトモデリング
フィーチャーとは設計意図を持った形状を表す上での最小単位で、大きく分けて2種類あります。
① 単純な形状を表すフィーチャー
② 形状に対して加工(丸みつけ等)を行うフィーチャー
3Dモデリングの形状作成の基本的な流れとしては
① で単純な形状を積み重ねて形状を作り、
② で形状の加工を行い、
最終的な形状を作っていきます。
これが、『設計意図を持った形状(フィーチャー)を積み重ねてモデリングしていく』ということです。
今回は、モデリングする上で基本となるフィーチャーのうち、
『①2次元平面に書いた図形から単純な形状を作るフィーチャー』
についてお話します。
こちらが代表的な4種類です。
※フィーチャーの名称はCADによって異なりますので、ここでは上記の名称を使用します。
これらのフィーチャーの共通点は、スケッチ(二次元平面に書いた形状)を作成し、それに対して厚み(深さ)をつける、ということです。
同じスケッチを使用しても、どのように厚みをつけるかによって、作成される形状が変わります。
今回は、違いがわかり易いように同じスケッチを使用し、それぞれのフィーチャーの特徴をお見せします。
【押し出し(パッド)】
スケッチが書かれた二次元平面に対して、スケッチを垂直方向に押し出した形状です。
【回転(シャフト)】
指定した軸を中心にして、スケッチを回転させた形状です。
回転フィーチャーを作成するには、スケッチ以外に回転の中心となる軸が必要です。
【ブレンド(ロフト)】
平行な2つ以上の平面に作成したスケッチをつないで作成した形状です。
【スイープ】
スケッチを軌道に沿って移動させ、作成した形状です。
スイープを作成するには、スケッチ以外に軌道が必要です。
以上、代表的な4種類のフィーチャーについてご紹介しました。
これらのフィーチャーは、形状を追加するだけでなく除去(カット)もできます。
形状を足したり、形状を削ったり…それらを繰り返して最終的な形状を作成するのです。
最初にも書いたように、フィーチャーはモデリングの基本です。
これらのフィーチャーの特徴を理解し使いこなすことで、意図した形状を作成することができます。
今回は『①2次元平面に書いた図形から単純な形状を作るフィーチャー』についてお伝えしました。
『② 形状に対して加工(丸みつけ等)を行うフィーチャー』は、また別の機会にお伝えします。
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