リーダー経験のある入社9年目のKさんに、初めてリーダーを務めたときの体験記を書いていただきました。
【リーダー体験記】 Kさんの場合
私が初めてリーダーとしての役割を担ったのは、入社して4年目になってからでした。産業機械(プレス機)と建設機械(ショベルカー)の仕事を経験し、CAD操作やデータチェックが、おおむね問題なく独力でできるようになった頃でした。
私の場合、リーダーとして意識しなければならなかったことは二つあります。
・お客様との窓口としての責任を持つ
・チームでこなした業務の成果物に責任を持つ
それまでは先輩が窓口として打合せや納品をしてくれていましたが、それ引き継ぎました。お客様が私たちに対してどのような期待を持っているかを肌で感じることになりましたし、要望をしっかりヒアリングしなければならないという意識がつきました。さらには気兼ねなく話し合える関係作りも必要であると強く感じました。
またお客様に喜んでもらうためには、成果物(CADデータ)に対して満足していただける品質を維持しなければなりません。自分だけでなくメンバーがこなした仕事に対してチェックする目が厳しくなったことを今も覚えています。お客様の顔が見えるからこそ、その意識が高まりました。
正直なところ、引き継いで間もない頃は失敗もありました。お客様やメンバーに迷惑をかけてしまったこともありましたが、一方で期待をかけてくださり育ててくれたのもお客様とメンバーたちです。私は初めての大役を、回りに大いに助けられながら経験できたことをとてもありがたく思っています。
リーダーとしての経験はエンジニアとしてだけでなく、仕事に臨む姿勢も鍛えられると思います。これはぜひたくさんのメンバーに経験してほしいです。
ダイテックスにおいて、Kさんの体験は特別なものではありません。個人のスキルが安定してきた頃に誰もが経験する可能性があります。ダイテックスでの成長とは、お客様やメンバーとの関わりの中で、「エンジニアかつ社会人」としての意識が高まることであると言えそうですね。